【体験】大腸内視鏡検査やってみた

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悩む人
悩む人

最近、お通じで気になってることがあるんだ。もしかして、大腸の病気?

内視鏡検査を受けようと思っているんだけど、初めてなんで不安だな…。

どんな内容なんだろう?

減塩ハート
減塩ハート

大腸の内視鏡検査を受けましたので

その体験をお伝えします。

以下の方にこの記事をオススメします。

・お通じで気になることがある方

・大腸の内視鏡検査に興味のある方

・受けたいが不安のある方

日々、健康管理をするにあたって、身体面で疑問に思っていることは、すぐに解消することを心がけています。

常々、お通じについて気になっていることがありまして、このたび大腸の内視鏡検査をしました。

大腸の病気である大腸がん(結腸がん・直腸がん)の症状については、国立がん研究センターがん情報サービスのページで以下のように説明されています。

早期の段階では自覚症状はほとんどなく、進行すると症状が出ることが多くなります。代表的な症状として、便に血が混じる(血便や下血)、便の表面に血液が付着するなどがあります。がんが進行すると、慢性的に出血することによる貧血の症状(めまいなど)があらわれたり、腸が狭くなることによる便秘や下痢、便が細くなる、便が残る感じがする、おなかが張るなどの症状が起こったりすることがあります。さらに進行すると腸閉塞ちょうへいそくとなり、便は出なくなり、腹痛や嘔吐おうとなどの症状が起こります。体重が減ることもあります。

出所:国立がん研究センターがん情報サービス

この説明を受けて、以下の2点が私に当てはまりました。

①便秘が続いていた。

②たびたび血便が出ていた。

①お通じのペースは、だいたい週に1回弱でした(6日に1度程度)。よくて週に2回です。便意を刺激するため、食事を多めにとっても変わりませんでした。

②血便が出ることもしばしばありました。正直、便器を見るのが怖かったですね。真っ赤なときは掃除をするのが大変。健康診断などの便潜血検査では毎回陰性でしたけれども、血便が混じることなどは医療機関には伝えてあったので、厳密には要精密検査状態でした。

これらの症状があったので「もしかして大腸の病気なのかな?」という疑いを持ちました。

しばらくは「元々、排便回数は多いほうじゃないし。便潜血検査は毎回、陰性。血便は多分、痔でしょう」と楽観的に考えていました。

でも、放置しておいて大事になったとき「あのときに検査しておけばよかった…」と後悔するのは得策ではありません。

そこで思い切って大腸の内視鏡検査を受けることにしたのです。

※この記事は個人的な体験記です。内容について信用する・しないは読者の責任等でお願いします。私は専門家ではありません。投稿が起因して損害等が生じても、当方は責任を負いかねます。

医療機関を選ぶ

病院

私の場合はまず、どの医療機関が大腸の内視鏡検査を実施しているかを検索しました。

調べてみると、多数の医療機関がインターネット上でヒットします。

ネット検索

その中から、自宅近くの病院を選択。

後日、診察に向かいました。

まずは病院へ

受付で問診票などを提出

病院の受付

病院の受付では来院の目的を伝え、問診票に症状などを記入。

問診票

一応、直近の便潜血検査の結果も求められたため提出です。

初回の診察など

医師の診察では最初に、いくつかの質問とお薬手帳(服薬)の確認などがありました。

医師

次は横になり、お腹まわりの張りチェックや直腸内の触診があります。

触診は潤滑剤を使いますが、人によっては苦手な人もいるかもしれませんね。

私は慣れてないので、やや違和感がありました。

CTを受ける人

続いてCTのある別室へ移動し、撮影です。

この後、採血もありました。

採血を受ける手

ひととおり終わると、再び医師の診察です。

先ほどCTで撮影した私の輪切り画像を、胸のあたりから下腹部まで映して説明を受けました。

CTの画像イメージ

胃や盲腸、もちろん大腸も映し出されています。

この段階では問題のある箇所は無いとのこと。

とりあえず、ホッとしました。

検査日を決める

カレンダー

その後は看護師の方と大腸内視鏡検査の日程を決めます。

タイミング良く、直近の検査実施日の午後を予約することができました。

結構予約が埋まっていたので、ラッキーです。

検査に向けた食事など

帰り際に検査前日に食べる大腸検査食と下剤、当日の検査前に腸内をきれいにするための経口腸管洗浄剤などを渡されました。

初回の会計

診察料(3割負担)が約7,000円、大腸検査食などが約1,000円で合計約8,000円だったと思います。

採血やCTなども撮りましたので、妥当な金額ですかね。

レシート

大腸検査食の内容

検査前食品パッケージ1

前日に食べるように言われた大腸検査食はこちらです。

朝食、昼食、夕食の構成になっています。

検査前食品パッケージ2

栄養成分表示は箱の側面に記載されています。

3食いずれも食塩相当量は2g未満です。

検査前食品パッケージ3

こちらには大腸検査食の概要と食べ方が書いてあります。

検査前食品パッケージ4

背面は原材料名、内容量などですね。

検査前食品パッケージ5

開封すると、こんなふうになっています。

検査前食品パッケージ6

朝食、昼食、夕食を並べてみました。こんな感じです。

検査前日の過ごし方

朝食

検査前日食事1-1

朝食は鶏と卵の雑炊です。

検査前日食事1-2

お湯で温めても、電子レンジで温めてもOKです。

私はパッケージごと鍋で温めました。

検査前日食事1-3

開封してお皿に移しました。鶏肉と卵、ニンジンの彩りが綺麗ですね。

全体的に味は薄めですが、鶏肉の食感がいい感じでしたよ。

昼食

検査前日食事2-1

昼食はゼリー飲料のゼリーミールが2本、ビスコ(5枚入り)が1個です。

検査前日食事2-2

ゼリーミールはキャップを開けて吸うだけです。

普通に美味しいリンゴ味のゼリーでした。

検査前日食事2-3

ビスコは乳酸菌クリームをはさんだビスケットですね。

袋には、おなかで目覚める乳酸菌!とあります。

検査前日食事2-4

横には栄養成分表示があります。

検査前日食事2-5

ビスコを食べるのは、おそらく何十年ぶりですね…。

(子どものとき以来?)

味は、まぁ普通です。

夕食

検査前日食事3-1

夕食は煮込みハンバーグと白がゆです。

検査前日食事3-2

温め方はどちらでも良いようですが、鍋で温めました。

検査前日食事3-3

お皿やお椀に盛った画像がこちら。

3食の中でも、一番豪華に見えますね(笑)。

白がゆは想像通りの味なので、特に感想はありません。

煮込みハンバーグは、しっかり味が付いていて美味しいです!

付け合わせのニンジンやジャガイモも良いアクセントになっています。

食べ進めると、子どもの頃に慣れ親しんでた石井のハンバーグを思い出しました。

この夕食の後は検査終了まで食事が出来ないので、しっかり味わって食べましょう(笑)。

あとは渡された下剤を服用し、就寝します。

検査当日の午前中の過ごし方

経口腸管洗浄剤を服用

下剤飲料1

検査は午後からなので、午前中は経口腸管洗浄剤で腸の中を綺麗にしていきます。

腸の中に便などが残っていると、正確な検査ができなくなるためです。

下剤飲料2

説明書き。

下剤飲料3

袋の中には、透明なバッグに洗浄剤の粉が入っています。

下剤飲料4

約2リットルのところまで水を入れて溶かします。

スポーツ飲料っぽい白濁の液体をつくります。

飲んでは排便

水に溶かした経口腸管洗浄剤を、1時間あたり1リットルのペースで飲んでいきます。

私は1回あたり、250~300ミリリットルを飲みました。

おおよそコップ1杯分ですね。

コップの液体

味は薄いスポーツ飲料といった感じです。

次第に効いてくるのでトイレで排便します。

トイレで用を足す人

その後はトイレから出たら飲み、もよおしたら、またトイレに行くの繰り返し。

私の場合は便器から立ち上がるたびに便意を感じていたので、トイレにいる時間が長かったです。

便の色

上の画像のような色になるまで排便します。

「本当にそんな色になるのかな?」と思っていましたが、実際なったのでびっくりしました。

午後、検査に向かう

検査着と点滴

病院の受付を済ませ、検査着に着替えます。

検査着

検査着のパンツの後ろには切れ目が入っていますが、これは脱がなくても内視鏡を挿入可能にするためです。

腕に点滴を受けたら、看護師に先導されて車椅子で検査室へ。

検査開始

検査室に入ると、診察台ベッドと腸内を映すモニターが目に入りました。

緊張しますが診察台ベッドの上に乗り、医師の指示で横向きになります。

潤滑剤を塗って、内視鏡を挿入です。

※午前中に何回も排便していて、正直ヒリヒリでしたが、痛くなくて幸いでした(笑)。

内視鏡が腸内に入ると、モニターに自分の腸が映し出されていきます。

健康的なピンク色の腸内(自分で言うのもなんですが…)を進んでいきますが、

悪い腸

悪性の何か(腫瘍など)が映し出されないか不安な気持ちがあったのを覚えています。

体験してみて思うのは、内視鏡が腸内を動く際、やっぱり独特の違和感があることです。

お腹の中を普段存在しない器具が触れるわけですからね。

でも、ちょっと苦しい程度で、耐えられない痛みなどがなかったのは良かったです。

※鎮静剤などを用いることもあるとのこと。

内視鏡には汚れを洗い流すためのシャワーのようなものが取り付けられており、たびたび腸内を洗浄するシーンが見れました。

また、腸内を箇所ごとに内視鏡カメラでパシャパシャ撮影していたのは興味深かったです。

「この部分も、もちろん撮りますよね?」とか思いながら(笑)。

検査は無事に終了。

数個のポリープが見つかりましたが、手術不要のもの(サイズなど)で、全体的には問題のない結果となりました。

健康な腸

ちなみに排便時の出血については、痔だろう、とのことです…。

検査後の会計

検査後は車椅子で控え室に戻り、点滴が空になるまで安静にして待機します。

終わったら着替えて会計です。

支払い

診察料は6,000円(3割負担)程度でした。

まとめ

受けてみるまでは不安でしたが、実際に大腸の内視鏡検査を体験し、安心の結果が出たのは大きな収穫です。

同検査を受けるきっかけとなった便秘ですが、朝食を毎朝食べ、立ったり座ったりと家事をこなしたり、ウォーキングをすることなどで、徐々に排便の頻度が上がっていきました。

排便の回数が増えることで(便が硬くなる前に出すことで)、痔の対策にもなっていくかと考えています。

とりあえず悩みが払拭されたので、胸をなで下ろしているところです。

数年後、時期を見てまた受けようと思います。

以上、【体験】大腸内視鏡検査やってみたでした。

気になっている方、この機会に思い切って受けてみては?

本記事が参考になれば嬉しいです。

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