Q. 減塩生活を始めるけど、すんなり受け入れられるのかなぁ?
健康診断の数値が良くなく、明日から食事は減塩にしてくれって。
今まで塩分の量なんて気にしたことないから、なんか不安だなぁ。
A. 心配ご無用!徐々に慣れていきますよ。
私が減塩を始めた頃の気持ちを話しましょう。
減塩生活開始時
私が減塩生活を始めたのは、病気で倒れて入院してからです。
入院前は食品の栄養成分表示を見ることはあっても、「ふ~ん」という程度の関心のみでした。
病院では塩分制限の食事が提供されていましたが、退院後は自ら減塩食を用意しなければなりません。
考えたことは「自分に減塩の生活なんて、できるのだろうか…」です。
自分にとって「減塩」は、生活習慣病などから重い疾患になった方々をイメージする言葉。
減塩の生活など、本当に他人事だと認識していたのです。
あまり関係ないと感じていた「減塩」の世界に足を踏み入れるわけですから、大きな不安があったことを思い出します。
塩分量にショック
退院後、「減塩」を実行しなければならないため、食品に含まれる塩分量に敏感になりました。
病院から言われている1日の塩分摂取量は6g未満です。
1日3食で計算すると朝食・昼食・夕食で各2g未満になります。
早速、スーパーなどで塩分量2g未満に当てはまる食品があるかチェック。
しかし、なかなか見つかりません。塩分量2g超のものばかりなのです。
弁当やカップラーメンでは、1個だけで6gをオーバーしているものもありました。
その中には、かつて自分が何も考えずに食べていたものも…。
正直、ショックです。
「どんだけ塩分の高い食事をしていたんだ…」と思うと同時に、こういった食事頼りでは減塩は難しいと痛感しました。
減塩の自炊にシフト
ちまたで売られているものは塩分量が高いことが多いです。
特に安価な品ですと、その傾向が顕著だと思います。
でも、それでは減塩の生活ができません。
そこで選択肢として浮上したのが自炊です。
自炊をすれば調味料などの塩分量を把握できるので減塩につながります。
しかしながら、始めてみると上手くいきません。
味つけが薄く感じ、美味しい料理にならないのです。
失敗からの立ち直り
分析してみると以下の原因がありました。
①食材の量に対して、調味料の量が少ない
②選択した調味料が食材の味つけに適していない
③単に薄味に慣れていない
原因①はよく発生しました。塩分2g未満の調味料で味つけられる範囲を超えた量の食材を使ったりなどです。食材や水の量を適切にすることで解決しました。
料理する際、調味料は必ず大さじ、小さじで軽量するようにしていました。大さじ、小さじの量で、どのくらいの味つけができるか、身をもって覚えるためです。これは減塩レシピをつくるうえで、後々非常に役立っています。
原因②に関しては調味料と食材との相性です。マッチングが良くなかったら、上手くいきません。何度かトライしていくうちに、改善しました。
原因③に減塩生活を始めたばかりの方は悩まされると思います。こればかりは時間の経過を待つしかありません。
ただ、悲観しないでください。必ず慣れる時期は訪れますよ!
ちなみにこのブログでは減塩レシピを紹介しています。よかったら参照ください。
薄味に慣れた!
減塩生活を始めて3ヶ月ほど経った頃でしょうか。
ついに薄味に慣れたのです!
以前、ある薄めの味つけの料理をつくりました。
同じ内容のものを再度調理して食べたところ、明らかに舌が少ない塩分を捉えて、前よりも美味しく感じていたのです。
舌が進化したのか、敏感になったかはわかりませんが…。
これは驚きと同時に、本当に嬉しいできごとでした。
減塩に注力してきて良かったと思いましたね。
今までの濃い味は…
メリットかデメリットかわかりませんが、味の濃いもの、特に塩分が多い食品は非常にしょっぱく感じます。
ある日、家族がカップ焼きそばを食べていたので、ひと口だけもらいました。
(しばらく減塩していたし、少しだけなら影響ないということで)
食べると、あまりのしょっぱさにビックリです。
こんなに味が濃くなくても良いだろう、というような感じで。
このときはひと口だけでしたが、以前は1カップまるごと全部食べていたんですよねぇ…。
改めて減塩の大切さと、適量の塩気で料理を味わえるようになった舌に感謝しました。
まとめ
減塩生活を始める際の気持ちに対しては――
・「減塩」は難しくないから悩まなくてOK
・自炊すると減塩できて安心
・薄味でも慣れるから大丈夫
以上、今回は私が減塩生活を始めた頃の心の内を書きました。
少しでも気持ちを後押しできたら幸いです。
皆さん、ともに減塩生活がんばりましょう!
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